第21回香川チター音楽祭
第21回香川チター音楽祭を開催いたします。本年はご来場の皆さまが心地良い楽しいひとときを美しい音楽によって過されることを基本にして企画されました。ドイツ人作曲家のC. タイケのマーチ「旧友」、ドイツ民謡「愉快に歩けば」、A. ハルダー「スイスマーチ」のような軽快なテンポの曲に、そよ風にゆれるアルプスの花をテーマにしたチターの名曲などでプログラムは綴られます。ゲストにはチェリストとして、また歯科医として幅広くご活躍の三船文彰さんとアコーディオン奏者安西創さんをお招きいたしました。チターとチェロやアコーディオンが織りなすコラボレーションもお楽しみいただければありがたく存じます。チターやハックブレットの出演者は公的なコンサートや病院、介護施設、また幼稚園や保育園のような教育機関にも招かれて、幅広い演奏活動をしております。会場のサンポート高松第1小ホールは音響も良く、美しい瀬戸内海を背景にしたすばらしいホールです。第21回香川チター音楽祭に皆さまのお越しをお待ち申し上げております。
日時:2013年9月7日(土)14:00〜
奏者:チェロ 三船文彰
ボタンアコーディオン 安西創
チター 石井雅恵、石原みどり、井上久美子、奥村宏子、小野薫
清原由美、西條政子、菅野さおり、竹田一左絵、徳田佐知子
中井護、西浦キヌヱ、西川光子、宮井知子、百合由紀子
吉澤輝美、芳山千代、吉野房子、渡部孝子、内藤敏子
ハックブレット 石原みどり、菅野さおり
ギター 木村茂
木琴 石原みどり
ベルルツリー 清原由美、藤尾三千代
主催:内藤チターアカデミー
後援:香川県、高松市、香川県教育委員会、高松市教育委員会、香川日独協会、日本チター協会
料金:3,500円
チケット発売先:ヤマハ高松店 Tel. 087-822-3068
問合せ:Tel. 087-885-2335
Tel. 03-3466-0477
出演者のプロフィール
三船文彰(Bunsho Mifune)
1954年台湾台南生まれ。岡山朝日高等学校、国立台湾大学歯学部卒業。岡山大学歯学部口腔外科勤務ののち、開業医として岡山市益野町にて26年間歯科医療に従事。
幼少より父親にヴァイオリンを習い、16歳の時名教師斎藤秀雄氏の最後の門下生となる。多くの日本を代表する音楽家と交流を始める。近年チェロ演奏のほか、音楽プロデューサーとして、内外の名演奏家を招いての一期一会の演奏会を100回以上企画、すべて成功させた。
中でも幻の名ピアニスト、ルース・スレンチェンスカを日本に7回招き、数十回の演奏会と11枚のCD(「ルース・スレンチェンスカの藝術」)を製作、ピアノ音楽の歴史的シーンに立ち会う。スレンチェンスカのラスト・コンサート及び千年の醍醐桜への奉納演奏はNHKとOHKがドキュメンタリーを製作。反響を呼び、全国放送を含め4回再放送された。2011年4月、福島原発事故でほとんどの外国人が日本国外に脱出している中、台湾の台南の奇美博物館の2本のヴァイオリン銘器の貸与を受け、岡山の4か所で「八田與一記念及び東日本大震災追悼コンサート」、11月に台北にて大震災への台湾の人々の支援に対しての「ありがとう!!台湾」銘器名曲コンサートを企画、3.11の後の日台の文化交流の可能性を広げたとして、いずれも大きな感動を呼んだ。2011年12月東京の求道会館にて「東日本大震災慈善チェロリサイタル」を行い、皇后陛下ご臨席の栄誉を賜る。山陽音楽コンクール、台湾全国音楽コンクール第一位。岡山県芸術文化賞受賞。
安西 創(Hajime Anzai)
アメリカに留学していた高校生時代、友人の誕生会が開かれたレストランで各テーブルに回って来たアコーディオンの生演奏に「こんなに楽しくて優しい音楽があるのか!」と感動する。後に、日本に於けるボタン式アコーディオンのパイオニアである故金子万久氏に師事、プロ活動を開始し現在に至る。パリにて定期的にアコーディオン奏者、教育者のDanielle Pauly女史のレッスンを受講してスキルアップに努めている。シャンソン、ミュゼット(40年代半ばまで大流行した、パリ下町発祥のアコーディオンを主奏楽器としたダンス音楽)を得意とし、ソロ演奏、歌の伴奏のほか、各種イベント、テーマパーク(2005年夏〜2010年秋)のレギュラー出演などで活動する。座右の銘は「アコーディオンの音は人を幸せにする」。東日本大震災受難者鎮魂コンサート「和の輪」発起人。その他童謡・唱歌・懐メロまで幅広いレパートリーがあり、近年は歌声喫茶のリバイバルに伴い、司会進行・伴奏・歌唱リーダーの機会も多い。都内でアコーディオンのレッスンも開講している。
神田外語大学中国語学科卒業。神奈川県横浜市出身。